〈新型コロナ〉新潟県で254人感染 保存期限切れのワクチン誤接種、現状体調に変化なし (22/06/01 18:54)

県内では1日、新たに254人の新型コロナウイルス感染が発表されました。また長岡市では、保存期限が切れているワクチンを誤って接種していたことが分かりました。

県内で1日、新たに感染が発表されたのは、新潟市で151人、長岡市で14人など、合わせて254人です。重症・中等症の人はいません。

県は高齢者施設や障害福祉施設での感染が散見され、職員から感染が広がる事例が多いとして、改めて注意を呼びかけました。

【県 感染症対策薬務課 昆伸二 課長】
「感染が持ち込まれた場合、障がいの特性からマスクの着用や行動制限が難しいということで、感染拡大防止が難しいことがあります」

また長岡市では、個別接種を行っている市内の医療機関で、メーカーが定める保管期間を超過したワクチンを、誤って9人に接種していたことが報告されました。

長岡市によりますと、この医療機関では冷凍保管期間と冷蔵保管期間について確認を怠ったため、今回の誤接種が起きたということです。

【長岡市 ワクチン接種事業担当 大矢芳彦 部長】
「ワクチン接種を実施する全医療機関に対し、改めて保管期限の取り扱いをはじめてとした適正な管理につきまして、周知徹底を図ってまいります」

誤ってワクチンを接種された9人に、体調の変化は見られていませんが、接種を行った医療機関が経過観察を続けています。