夏休みを控え、気になるのが子どものワクチン接種ですが、打ちたくても打てないという事情があるといいます。一体、何が起きているのでしょうか?
■全国18万人 8都府県で過去最多を更新
齋藤慎太郎キャスター:
21日の全国の新規感染者数は、18万6246人で過去最多を更新しています。(午後6時半現在)
また、感染者数が過去最多となった都府県は以下の通りです。
東京 ▼31878人
埼玉 ▼10823人
千葉 ▼7555人
群馬 ▼1952人
栃木 ▼1805人
大阪 ▼22047人
福岡 ▼10752人
そして、20日に病床使用率75%を超えた沖縄も▼5250人と過去最多を更新しています。
■3年ぶり“制限のない夏休み” 症状ナシでも検査必要?
このように感染者数が増えている中ですが今年は3年ぶりの制限のない夏休みとなりました。
旅行や帰省の際に検査をした方がいいのかどうかという声が上がっています。
政府は夏休み期間、主な駅や空港など100か所以上に無料の検査場を整備する方針を発表しています。この検査について、SNS上では…
「旅行行くのにわざわざPCR検査するの??なんで…?それ陽性になったらマジで旅行キャンセルするの?」
「そもそも症状が出た人だけ検査するのはダメなの?」
といったように、幅広い検査について疑問の声も上がっています。
■スポーツ界でも感染拡大 巨人では集団感染も
一方、スポーツ界でも感染が拡大しています。プロ野球では20日、試合前に巨人の選手2名の陽性が判明し、202人を対象に検査。
すると、試合後に38人の感染が確認されました。19日と20日で選手・コーチなどを含む57人の感染が確認され、その中には、菅野智之選手、中田翔選手などが含まれているということです。
そしてプロ野球の臨時の実行委員会は会見で22日からの巨人の3連戦は延期となったことを発表しています。
■打ちたくても打てない 子どものワクチン接種
齋藤キャスター:
夏休みということで子供のワクチン接種について悩んでいる保護者のかたもいるようです。
5~11歳のワクチン接種は
・「ファイザー社で2回接種」
・接種量 12歳以上の3分の1
と決まっています。
接種期限は、9月30日までの予定なので、なるべく早く打ちたいという方もいらっしゃるようです。
そんな中、保護者は困惑していることがあるそうなんです。SNS上では…
「子どものワクチン予約いっぱいで受けられない」
「子どものワクチンやるかーと思って予約サイト見たら全滅」
このような声が上がっているわけなんです。
なぜこういった状況になっているのか。小児科「クリニックばんびぃに」時田章史院長によると…
「感染拡大でPCR検査に患者が殺到している。ワクチン接種に時間を割くのが難しい状況」
井上キャスター:
子どものワクチン接種についてご見解を教えてください。
基本的対処方針分科会メンバー
国立病院機構三重病院 臨床研究部長 谷口清州医師:
子どもは確かに軽症なんですけどこれ症状が軽いって意味ではないんですよね。
実際に重症化することは少ないですけど、痙攣を起こしたり、そういったことはありうるわけですし、軽症でも後遺症を残すことはあるわけですね。
一方ワクチンっていうのは、接種後数か月は感染防御できますし重症化予防が続きます。後遺症のリスクも減少します。
もちろん、副反応はありますが、重篤な副反応はありません。この二つを考えて接種していくっていうことが重要だと思います。
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