病院でのクラスター 25人中24人が「ブレイクスルー感染」群馬
2021年9月22日 22時07分
群馬県は、伊勢崎市の病院で25人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認され、クラスターが発生したと発表しました。このうち24人はワクチンを2回接種してから2週間以上たったあとに感染が確認される、いわゆる「ブレイクスルー感染」だということで、県は国にも依頼して原因を調べることにしています。
クラスターが発生したのは伊勢崎市の原病院で、県によりますと20日から22日までに入院患者17人と職員8人の合わせて25人の感染が判明しました。
25人は10代から80代の男女で、このうち1人はワクチンの接種が1回でしたが、残りの24人はワクチンを2回接種してから2週間以上がたっていたということです。
新型コロナウイルスの症状が重症化した人はいませんが、これだけ多くの人が1度にいわゆる「ブレイクスルー感染」したと分かったのは、県内で初めてです。
原因はわかっておらず、県は国にも依頼して調べることにしています。
病院によりますと、感染が確認された患者や職員は転院や自宅待機などの措置をとっていて、入院の受け入れは停止していますが、外来の診療は継続しているということです。
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