そして、子どもへの接種に慎重な立場をとる医師たちも声をあげ始めています。
■受験控えた我が子がワクチン接種後に体調不良
「目の奥がズキンズキンと痛い」「音が頭に響く」「一日中勉強ができない程度痛かった」
(大石アナ)「これを見るとずっと頭痛が続くんですね…『脈』って書いてありますが、これは…?」
(母親)「(頭の痛さが)脈を打つように…」
(大石アナ)「ドクドクいう感じの?」
(母親)「はい」
(大石アナ)「そういう頭痛なんですね…」
息子の辛い状況を話すのは、名古屋市内に住む母親。
実は、体調不良を抱えているのは息子だけではありません。
(大石アナ)「娘さんはけん怠感が続いた?」
(母親)「はい。1回目も2回目もワクチンを打った後、10日間ぐらいけん怠感が続いて布団でずっと寝ていましたね」
高校3年生の息子(18)と、中学3年生の娘(15)。2人共受験生ですがワクチン接種後、突然体調不良に襲われたのです。
■高校3年生の息子(18))“ひどい頭痛”今でも…
息子が2回目のワクチン接種をしたのは2021年の10月上旬。
(母親)「(接種後)1週間もしないうちに頭痛が始まって、そこからもがくほどになるまでに1週間もかからなかったです。ズキンズキンだったり、かち割れるぐらいの頭の痛さだったり。夜眠れなくなってしまったりとか、光がまぶしくてこういう電気なんかもダメで…暗くして部屋の中で寝てたりしていました」
(大石アナ)「ワクチン接種以前にはなかった症状なんですか?」
(母親)「もともと少し偏頭痛はあったので、でもそれも月に1度か2度ぐらい。もう頭痛がとにかくずっと痛いので耐えられない状態。
最初の1か月は学校にもほとんど行ってないです。行けたとしても頭痛の中で行くので、お昼前にはLINEで『もう帰りたいから限界』って連絡が来て、迎えに行ってというのを毎日毎日…」
頭痛専門のクリニックでCTなど検査をしましたが異常は見つからず、頭痛薬を処方されただけ。
ワクチンの後遺症を疑いながらも、様子を見るしかない日々が続いています。
息子は大学進学を目指していますが、受験勉強も思うようにできないと言います。
(大石アナ)「大切な時期じゃないですか。頭使いますよね。頭痛ですから…どんな受験生活だったんですか?」
(母親)「もう…できないです。机に向かおうと思っても痛いので…ちょっとマシだなという時だけ、ベッドに寝ころびながら教科書を開いたりとか、ひどい間はずっとそうしていました」
体調不良をおして、頭痛薬をのみながら大学入学共通テストを受験しましたが…
(母親)「私立大学1校と国公立大学1校しか、もう受ける体力がないです」
(大石アナ)「今どうですか?受験の成果は…」
(母親)「出ないです。でも『受験は来年もできるので大丈夫だよ』って伝えていますけど」
■中学3年生の娘(15)には “けん怠感”と“めまい”
一方、高校受験を控えた中学3年生の娘は、9月に1回目、10月に2回目のワクチン接種を受けた後、ひどいけん怠感が続きました。
(母親)「(娘は)寝込んでいましたね」
(大石アナ)「学校には行けなかった?」
(母親)「3,4日休んだ後、だましだまし行きながらまた休んだりして…テスト10日前ぐらいに接種したので余裕だと思っていたが、テスト勉強はほとんどできずにテストを迎えて、なんとか受けたという感じです」
今もめまいが続いていますが、何とか学校には行っていて、まもなく受験を迎えます。
母親は、ワクチンの効果は認めながらも、こんな複雑な思いを口にしました。
(大石アナ)「ワクチンについて、これまでどんなふうに思っていました?」
(母親)「打った方がいいと思っていました。もちろん私も受けていますし…。まさかうちの子たちが、普通に健康でしたので、そんなことになるとは思っていなかったですね。もう打ちません。打たせません」
(大石アナ)「ご自身が打ったとしても?」
(母親)「はい…。やっぱりおすすめはできないです。こんなにリスクがあるんだったら、できないです」
■子どもへの接種に慎重な立場をとる医師たちも声をあげ始める
こうした中、子ども達へのワクチン接種を巡り、医師たちの間に新たな動きが。
名古屋医師会に所属する2人の医師。浅井医師と、かつて愛知県医師会で医療安全支援の顧問を務めていた宮治医師。
(大石アナ)「今回『有志の会』を立ち上げたということなんですね」
5歳から11歳へのワクチン接種に反対する有志の会を立ち上げたといいます。
(大石アナ)「なぜ5歳から11歳までのワクチン接種に異を唱えるのか?」
(浅井富成 医師)「感染してもすぐに治ってしまう。全然もう重症化とか全く関係ない。ましてや死亡なんて関係ない。そういう子どもたちに、このワクチンを打たせる意味があるのかなと。
治験中ということは安全性も有効性も毒性もわからないんですよ。その怖さが医師としてはあるんですよ。怖いんですよ、打つことが。5歳から11歳のこれから未来ある子どもたちにこれを打つのか…僕は打てないですね」
(宮治眞 医師)「『安全』があって『安心』があって『満足』がある。医療者も患者側も同じ。今は逆になって、“打てば安心”と。先に『安心』が来ているからおかしいと僕は思っているんですね」
ワクチンの安全性をしっかり検証することが最優先だと主張する2人の医師。
その考えに賛同する医師も増えていて、浅井医師らは、今後ワクチン接種の延期を呼び掛けていくことにしています。
ワクチン接種を推進しているはずの医師会内部からの反発。3月2日、医師会の会長に、この件について尋ねると…
(大石アナ)「医師会所属の方でも打たないほうがいいと慎重な方もいらっしゃいます。どう考えていますか?」
(名古屋市医師会 服部達哉 会長)「医師会に限らず医療の方の中でもいろいろな意見の方がいらして、そういうことがあるから(ワクチン接種を)積極的な勧奨を外したというのは、まだいろいろな議論があるからだろうと思います。
医師会の中でもいろいろな意見の方がいらっしゃるのも当たり前だと思っていて、そういった議論の中で進むべき道が決まっていくのが本来の姿だろうと思います」
こう話す名古屋医師会そのものも、ワクチン接種後の体調不良には注目していて、名古屋市と連携して『ワクチン後遺症』に関する相談窓口や対策に乗り出します。
(大石アナ)「ワクチン接種をしたほうがいいという理由って何なんでしょうか?」
(服部会長)「今打っていないそこの年代(小児)の感染者の数が、名古屋市内でも一番多くなっています。そこをターゲットにしていかないと、そこから高齢者への感染が広がっているのが今のメインですので、ここは(接種を)進めていくべきだろうと考えています」
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2022年3月3日放送 CBCテレビ「チャント!」より
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