新型コロナワクチンの子供への接種について。宮城県内でも5歳から11歳への接種が本格化していますが、接種対象の子供たちが通う小学校では手探りの対応が続いています。
石巻市の蛇田小学校です。県内で5歳から11歳への接種が始まって以降、子供たちの間でワクチン接種について話題にのぼることが増えたといいます。
4年生を持つ担任
「不安な子は不安だと思うので、受ける・受けないは自分で決めてもいいんだよ、受けないから悪いや受けたから良いのはないというのは、子供たちにしている」
学校では副反応に備えた対応も。接種翌日などに体調不良を訴え保健室を利用することを想定し、予めスペースを確保しています。また、保健室の利用についても症状に応じてゾーン分けをしていて、子供たちの気持ちに配慮するよう心がけているということです。
養護教諭
「各ベッドの間にパーティション。寝ている子同士が顔をあわせることないように心がけている」
一方で、5歳から11歳への接種は自治体を通じて接種の呼びかけは行うものの、保護者が接種を受けさせるよう努めなければならない「努力義務」ではありません。接種の有無で不利益がでないように。先生たちもまた、初めての対応に悩みながら子供たちと日々向き合っています。
蛇田小学校 佐藤秀克 教頭
「ワクチン接種は大人でも不安なところはすごくあった思う。子供はもっと不安に思っていると思う。しっかりと気持ちを汲み取れるような教員であり、学校でありたい」
コメントを残す