イスラエルで3日、60歳以上の高齢者らを対象に新型コロナウイルスのワクチンの4回目接種が始まった。
イスラエルではオミクロン株の感染が広がって感染者が急増しており、政府は接種を呼びかけている。 【画像】日本の国産ワクチンは「4回目以降」を視野に開発が進む イスラエル政府は2日、60歳以上の高齢者と医療関係者への4回目の接種を正式に認めた。
昨年8月から3回目のワクチン接種を始め、これまでに人口の約45%が3回目を終えている。4回目接種は、3回目から4カ月以上経っていることを条件とする。 イスラエルでは今月2日、1日の新規感染者数が6500人を超え、昨年9月下旬以来の多さとなった。
それでも政府は規制の強化には後ろ向きだ。オミクロン株の感染拡大を受け、昨年11月末から外国人の入国を原則として禁止していた措置も見直す。政府は3日、感染リスクの高い国からの入国を除き、ワクチン接種済みの外国人の入国を9日以降に認めると明らかにした。
ベネット首相は3日夜、約10万人がすでに4回目接種を終えたか予約をしたとして、「4回目接種キャンペーンは大きな成功だ。ワクチンは我々を重症化や隔離から防いでくれる」と述べた。(清宮涼)
朝日新聞社
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