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「BA.5」への3回目のワクチン接種の効果 専門家「重症の感染を予防する効果を期待」 (22/07/20 15:30)

人の移動が増えるこれからの時期に備え、3回目のワクチン接種を希望する人も増加しています。また、感染拡大の大きな要因となっている「BA.5」への効果は

 新型コロナのワクチン接種が行われている、名古屋市のクリニックです。

Q:何回目ですか
「3回目です。来週に実家に帰る予定があって、それで打っておこうかなと。九州です」(3回目を接種・30代)
「重症化リスクが回避できると聞いていたので」(3回目を接種・60代)
「仕事があるので、迷惑かけたくないなというのがあった」(3回目を接種・20代)

 こちらのクリニックでは、7月初め頃から、3回目の接種を希望する人が増加しています。

「ここ1週間特に増えています。特に目立つのが20代30代。あと10代が増えている」(ひだまりこころクリニック 野村紀夫 理事長)

 3回目の接種は、7月大幅に伸び、1週間で約2倍、2週間で約2.8倍にも増加しています。

政府は「3回目の接種」を呼びかけ

「若い世代の皆さんには、ワクチン3回目の接種を重ねてお願いします」(岸田総理会見の様子 18日)

 これまでにないスピードで感染が広がる中、政府の新型コロナ対策分科会が、対策の一つとして挙げているのが、「ワクチン接種の加速」です。

 中でも、幅広い変異株に対応する免疫を獲得できるなどとして、「3回目の接種」を勧めていますが、これまで若い世代では進んできませんでした。

 60歳以上では、8割以上の人が接種を終えているのに対し、20代以下では、5割にも届いていません。

「感染者が減っていたのもあって、まあ大丈夫かなというので打っていなかったけど、一安心かな」(3回目を接種・30代)

 クリニックでは、感染予防や重症化予防の他にもワクチンの重要さを感じています。

「今まで元気だったのに、コロナにかかった後からだるさが抜けないとか、うつ病なんじゃないかということで来られる方もみえます。若い方が特にそう感じられる。(新型コロナ感染症)後遺症を残さないためにも、(3回目を)打っておいたほうがいいかなと思います」(ひだまりこころクリニック 野村紀夫 理事長)

3回目接種「BA.5」への効果は

 国立病院機構三重病院の菅秀副院長に聞きました。

Q:接種が2回と3回でウイルスの働きを抑えるとされる中和抗体に違いは?

「明らかに違いがあると考えている。1回目接種と、2回目接種は基礎免疫をつけるということで、ゼロであった免疫を獲得することと、免疫の記憶をつける。3回目接種は、免疫記憶を呼びさまして2回目接種で獲得した免疫より、さらに高いレベルで長期間持続する免疫を獲得することができる。抗体価は、2回目接種後よりも、多くなるとされていて、(接種を受けた)当院職員で調査しているが、2回目接種後と比較しても、2.5倍程度に増えていた」(国立病院機構三重病院 菅秀 副院長)

 中和抗体の値については、国際医療福祉大学が行った調査でも、2回目接種から79カ月が経過したときと比べて、3回目の接種後23週間では、平均で約34倍にも増加したという結果がでています。

Q:感染が広がっているBA.5はワクチンの抗体をすり抜ける「免疫逃避」しやすいという情報もありますが?

「BA.2と比較してBA.5に対するワクチンの効果は限定的と考えられます。しかし、重症の感染を予防する効果は、2回接種後から時間が経過してもある程度保たれるので、3回目接種を行うことでさらに効果を高めることが期待される」 (菅秀 副院長)

 重症化予防以外にも、発症予防なども期待されるワクチン接種。ほかの人に“感染させない”ことへの効果も…

「人への感染のしやすさは、症状の強さと相関する。ワクチンで発症予防することはまわりに感染を広げるリスクを下げる効果も期待できる。感染を防ぐ、発症を防ぐ、重症化リスクを下げるということで、ワクチン接種した自身の健康、そして命を守ることができる。完全ではないが、一人一人が免疫を獲得してリスクを下げることで、新型コロナウイルスによる社会全体の負荷を下げることにつながる」( 菅秀 副院長)

(7月20日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)

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