厚生労働省は、アメリカの製薬会社『ノババックス』の新型コロナワクチンを承認したと発表しました。国内では4種類目となり、武田薬品工業が、山口県の工場で生産します。
若い世代で進まない、新型コロナワクチンの3回目接種。副反応の強さ、またアレルギーなどのため、控える人が多いとみられています。
新田クリニック・新田泰三院長:「1、2回目の接種の場合、たくさんの方が予約を取れないという状況で接種されたが、3回目に関しては、特に若い世代10代、20代の接種率が低い。一番、皆さんが心配されるのは3回目の副反応が強いということ。オミクロン株になってから、若い方々の感染が非常に軽いケースがあるので、副反応というリスクをとって、接種はしたくないという方が多い」
今回、承認されたワクチンは、これまでのワクチンとは仕組みが違います。「組み換えたんぱくワクチン」と呼ばれる種類で、従来のインフルエンザワクチンと同じタイプです。ファイザーやモデルナのものと比べると、倦怠感や発熱、頭痛といった副反応が少ないのが特徴です。また、オミクロン株への効果は未知数ですが、期待はできるといいます。
日本ワクチン学会・岡田賢司理事長:「1、2回目をファイザーやアストラゼネカであっても、ノババックスを3回目接種することで、追加効果がしっかりある。3回目は、どのようなワクチンを事前にやっていたとしても、抗体は十分に上がるというのはわかっている」
今回、承認に踏み切った背景には、こんな狙いもあります。
松野官房長官:「このワクチンは国内で製造が行われることから、ワクチン供給の安定性の確保につながるとともに、ワクチンの多様性を確保できることは望ましい」
[テレ朝news]
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