福島県立医科大学とひらた中央病院が、子どもの新型コロナワクチンの副反応について調査した。対象は、石川郡の4町村で2022年4月から6月にワクチン接種をした421人の5歳から11歳。
突出して多いのが【接種部の痛み】で約7割の子どもが感じている。
ただ、大人と比べてみると少ないようだが、これはワクチンの量が大人の3分の1と少ないことが要因と見られている。
また【頭痛や発熱】など、全身の副反応があった人は全体の12%以下だったことも分かっている。
では、こうした副反応はいつ出て・いつ改善するのか。
2回目の接種後でみると【接種部の痛み】【頭痛】【だるさ】【発熱】いずれも接種の翌日が最も多い。3日目以降にはほぼ改善している。
一方で、喘息や花粉症などのアレルギー疾患を持つ子どものうちの約20%が、持病が悪化したという報告も寄せられた。
ただ、調査を行った福島県立医大の坪倉教授は「入院や病院での処置が必要な重篤な副反応は出ていないので、しっかりコントロールすれば大丈夫」とした上で、今回の調査結果を踏まえ「ワクチン接種は感染対策の要の1つという認識で接種をしていない人は検討して欲しい」としている。
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