まだわからないことも多い「オミクロン株」ですが、世界で急速に広がっています。
(板倉)
39の国と地域でオミクロン株の感染が確認されています。日本でもこれまで2人が確認されていて新たにメキシコでも感染が確認されました。そして、ノルウェーではクラスターも発生していてクリスマスパーティーの参加者13人がオミクロン株に感染したということです。ただ、EU=ヨーロッパ連合の衛生当局によると、これまでオミクロン株による死者は出ておらず、感染者のほとんどは無症状か軽症だということです。これについて、川崎医科大学の中野教授は「まだ感染者数が少なく、その方たちが重症化していないからといって楽観視はできない」と話しています。
(高島)
そうなると重症化を防ぐための、ワクチンの効果が気になりますよね。
(板倉)
オミクロン株が最初に報告された南アフリカの研究チームによると、オミクロン株は再感染する人の割合が他の変異株よりも2.4倍ほど高い、つまり1度感染して抗体ができた人でもオミクロン株に感染する可能性が、他の変異株よりも高いということです。また、アメリカのファイザーとワクチンを共同開発した、ドイツのビオンテック社のCEOは、「オミクロン株に対応するワクチンが必要になる」との見通しを示しています。では、今接種しているワクチンについて、中野教授は、「効果の最終的な結論は出ていない」とした上で、「3回目の接種で免疫をより高めることができるので、重症化を防ぐことも期待できる」とおっしゃっています。
(高島)
今後、研究が進んでいろんなことがわかってくると思いますが重症化を防ぐという意味でも、私たちはこれまで通り、ワクチンを打ち、そして各自でしっかり感染対策をする。ここは続けていきたいですね。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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