【新型コロナ】5~11歳のワクチン接種 合同会場など行政は体制作り急ぐ(静岡県)

5~11歳の子どもへのワクチン接種が県内でも本格的に始まっています。前例の少ない子どもへの接種ですが、早く接種させたい家庭のために行政側も体制づくりを急いでいます。<ワクチン接種の様子>「1、2、3。指先びりびりしない?はい、もう終わった」
掛川市と袋井市、森町は5~11歳の子どもへのワクチン接種を3月7日からエコパスタジアムで合同で始めました。5日間で2500人に接種できる体制を整え、スムーズに接種が進むように受け付けはそれぞれの市町に分かれて行います。子ども用のファイザー社製ワクチンを使用し、初日は500人分の予約枠のうち、半分以上が埋まりました。
<接種した親子>「主人の実家が県外で、この先ゴールデンウイークを迎えるにあたって、混雑するところを通るので、守りたいと思って」「ちょっと痛かった」
<袋井市健康づくり課 近藤恵子さん>「義務ではないですが、希望する方が早めに打てるように、このような会場を設けているので、ご希望の方はぜひ利用していただけたら」
一方、次の土曜日から子どもへの接種を始める菊川市では、先週末、医療従事者が集まり接種の注意点などを確認しました。
<講師を務めた医師>「右の手でお子さんをぐるっと巻き付けます」
子どもへの筋肉注射は初めてするという看護師も多く、不安の声があったといいます。そこで、子どもが暴れないよう安全に介助する方法やアナフィラキシーショックが起きた場合の対処法などを説明し、参加者はぬいぐるみを使って体験しました。
<研修に参加した看護師>「子どもへの(コロナワクチン接種の)経験が今までなかったので、どういうシチュエーションに発展するか(心配)」
<菊川市健康づくり課 諏訪部晴美課長>「ワクチンを打ちに来る方についても安心して接種いただきたいので、救急対応を交えて研修会を開催した。保護者の方には、メリット・デメリットをきちんと理解していただいて接種予約をしていただきたい」
菊川市の子どもへのワクチン接種の予約枠にはまだ十分に空きがあるということです。

#オレンジ6 #おれんじ 3月7日放送