日本は「民主主義」といわれています。しかし、実際には民主主義の基本である「国民が主権をもって政治を行うシステム」が成されているとは、けしていえない現状ではないでしょうか?
この国がとても生きにくい国になってしまったことについて、特定の政党や政治家を差し、批判する人が多いですが、数えきれないほどの人が構成する社会の中で特定の人を排除するだけで、解決するはずがありません。
「誰かをやっつければ大丈夫」という考えを捨て「日本がこうなってしまったのはみんなのせい。だからみんなでなんとかしよう」とならなければならないのです。
影の支配者をやっつけろ!なんていいつつ、毎日、iPhoneやWindowsを使い、YouTubeをみてAmazonで買い物をしている現状は矛盾していると思いませんか?
真の民主主義を実現するのは政党や政治家ではありません。民主主義を実現するのは国民です。そして、それは国民一人一人の思想や行動によってしか成しえません。
「国民が政治を嘲笑しているあいだは嘲笑い値する政治しか行なわれない」「民主主義国家においては、国民はその程度に応じた政府しかもちえない」のです。
少子高齢化問題、地球環境問題、引き籠り問題や、いじめ・差別問題・・・さまざまな社会の問題を政治や法律を変えるだけでは不可能です。
もちろん政治や社会の事象に関心を持つことはとても大切な事ですが、情報を収集するだけでは不十分です。
国民一人一人がこの国をどうすればいいのかを考え、またそうして考えるだけではなく、実際に行動に移さなければ、どの政党になろうと、だれが総理大臣になろうと、この国が本当の意味でいい国にはならないのです。
今こそ、日本人は自分たちの生き方と、社会や国の在り方を、根本的に見直すことが必要なのです。
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