毎日新聞と社会調査研究センターが18日に実施した全国世論調査で、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大についても尋ねた。「不安を感じる」との答えは73%に上り、「不安は感じない」の16%を大幅に上回った。オミクロン株が確認される前だった11月13日の前回調査では、新型コロナの「第6波」について、「不安を感じる」との回答は66%だった。オミクロン株に対して強い不安を感じていることがうかがえる。
新型コロナのワクチンの3回目接種に関しては、「早く受けたいと思う」が65%に上った。「早く受けたいとは思わない」は21%で、「まだ2回の接種を受けていない」は6%、「わからない」は8%だった。政府は、医療従事者や高齢者らへの3回目の接種時期を当初の「2回目接種から8カ月後」より最大2カ月、前倒しする方針を示している。
年末年始の旅行・帰省「予定」26%
年末年始の旅行や帰省については、「予定している」との回答は26%にとどまった。「予定していない」は69%で、「迷っている」は4%だった。昨年12月の調査では「予定している」が15%で、「予定していない」は78%、「迷っている」は7%だった。
新型コロナの緊急事態宣言は9月末で解除され、落ち込んだ消費の回復が期待されている。だが最近、買い物や外食、旅行などの出費が「増えた」と答えた人は37%だった。「変わらない」は48%、「減った」は15%。年代別では、「増えた」との回答は40代以下が4割を超え、50代以上より高い傾向がみられた。【伊藤奈々恵】
コメントを残す