3回目ワクチン接種「5分の3の人はモデルナ製だと予約をやめる…」名古屋のクリニックの現状は (22/02/17 16:49)

1月から、名古屋市でも始まった3回目のワクチン接種では、こんな問題が…

 金山ファミリークリニック小林昌明院長
 「ファイザーのボトル(在庫)がないので予約が取れない状況」

 名古屋市熱田区のクリニックでは、1月29日から3回目のワクチン接種を始めました。木曜日はファイザー、土曜日はモデルナと、曜日ごとに接種日を分けて予約を受け付けていますが…

 金山ファミリークリニック小林昌明院長
 「モデルナをお勧めしても、ファイザーが良いということで、その時点では、予約が取れない人もいる。大体5分の3くらいの人は、モデルナだと(予約を)やめてしまう」

 小林院長によりますと、副反応などの理由から、モデルナ製ワクチンを敬遠する人が多く、ファイザー製ワクチンを接種できる木曜日に予約は集中。17日木曜日は72人が接種しました。

 接種した人(80代)
 「1、2回目もファイザーだったので3回目も同じでいいと」
 「Qモデルナを指示されたら打っていた?」
 「そうでもない。(モデルナについて)何も分からないから」

 名古屋市によりますと、16日までに3回目のワクチン接種を終えた市民およそ26万3000人のうち、9割以上がファイザー製を接種していて、そのほとんどが65歳以上です。

 かかりつけ医などの医療機関で、個別接種している人が多いのが現状で、名古屋市では、1月上旬に、35万回分あったファイザー製ワクチンの在庫は、2月20日頃には、わずか3500回分になる見込みだということです。

 小林院長のクリニックにある、ファイザー製ワクチンの在庫はというと…
 
 金山ファミリークリニック小林昌明院長
 「この前の火曜日に来た分で、もうほとんどない」
 
 残りは、あと30人分です。今度の火曜日22日には、名古屋市から追加でファイザー製ワクチンが届く予定だということですが、17日の段階では、どれだけ届くのかは不確定。

 そのためファイザー製ワクチン接種の予約案内が、できない状況だといいます。こうした現状を受けて小林院長は…

 金山ファミリークリニック小林昌明院長
 「1、2回目で副反応がなかった人や、抗体がつきにくい高齢者には、逆にモデルナをお勧めする。ないものはないが、早く打てるモデルナはあるので、ぜひ早く打って重症化予防をしてほしい」

——————
■そのほかの東海地方のニュースは「CBCニュース」にて配信中。

■LINE NEWSでもニュース配信中。友だち登録はこちらから。

■東海地方のニュース・速報 配信中

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です