福岡県内では、高齢者などを対象に新型コロナの4回目のワクチン接種が始まっています。その一方で、3回目接種用のワクチン約15万7000回分が期限切れで廃棄される見通しとなっています。
福岡県によりますと、3回目のワクチン接種が現在のペースで進んだ場合、県が保有するモデルナ社製のワクチンのうち約3万7000回分が、8月から9月までに有効期限が切れて、廃棄される見通しだということです。また、県内の市町村が保有するモデルナのワクチンも、計約12万回分が6月初旬にかけて廃棄される見込みとなっています。
●服部誠太郎知事「副反応を懸念したモデルナワクチンを忌避するということもありまして、やはりモデルナの方の余剰が生じている」
県内の3回目接種で使用されたワクチンは「ファイザー」が55・3%、「モデルナ」が44・7%となっています。また、福岡県内の3回目のワクチン接種率は、今月26日時点で55・77%で、65歳以上の高齢者は、9割近くに上っているものの、20代や30代は4割ほどにとどまっています。福岡県は、接種が可能な人は、早めに3回目の接種を受けるよう呼びかけています。
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