熊本市北区にある製薬会社・KMバイオロジクスは開発中の新型コロナの不活化ワクチンについて緊急承認制度を活用した9月の申請を見送ることが分かりました。
KMバイオロジクスは国が新設した緊急承認制度を活用して、現在、国内外で行っている最終の治験結果が出るより先にこれまでのデータを基に9月に申請する計画でした。
緊急承認制度を巡っては塩野義製薬が開発した新型コロナの治療薬が申請されていますが、「有効性などのデータが不十分」として、承認が見送られています。
KMバイオロジクスでは最終治験のデータがそろっていないと、緊急承認制度の活用が難しいと判断し、9月に予定していた申請を見送る方針です。
KMバイオロジクスは最終治験の結果が出そろい次第、条件付き早期承認制度での
申請を検討していて、成人・小児向け共に年度内にワクチンを供給する計画は変わらないとしています。
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